稲垣拾穂堂について

       

拾穂堂の読み方

「しゅうすいどう」 とも読めますが 「しゅうほどう」 と読みます。

       

初代堂主: 稲垣 末光

稲垣 末光(いながき すえみつ)

写真中央:
塗師 村田道寛(むらた どうかん)様
写真右:末光

       

作業風景

二代目堂主

       

お茶会の様子

       

富岡鉄斎書 「表具師」 家宝として拾穂堂に飾られております。

       

拾穂堂の所在地

京都市上京区室町通り
寺之内南入室町頭町
室町小学校表門前

これは大正元年(1912年)当時の拾穂堂の全景で、室町御所の昔を偲ぶ山桜の一もとが見られます。此の老樹も既に伐採されて現在ではその俤もありませんが、家の構えは昔のままです。表入口に垂れた茶染の暖簾は現今も昔に変わりなくございます。拾穂堂に近接して京都同志社大学の校舎が棟を並べている閑静な地域です。

これは拾穂堂の玄関より、表入口を見た所で室町御所の山桜と共に昔より伝わる、玉屋つつじの老樹に楓の一もとも見られます。前にはささやかながら蹲踞(そんきょ)が設けられ、掛桶に水が落とされている。
新緑の五月には玉屋つつじが真白の大輪を咲かせ、十一月には一もとの楓が紅葉に照り映えて庭の景趣を一
しほに風情を誘う。

       

現在の拾穂堂前景